競技は全5種目

 伐倒競技  ソーチェン着脱競技  丸太合わせ輪切り競技  接地丸太輪切り競技  枝払い競技
 
 
伐倒競技 Tree Felling
 
標柱にできるだけ接近するよう、選手は3分以内に木を伐倒します。競技点数は、伐倒時間、伐倒方向、受け口の深さ、角度、ツル幅、追い口と受け口の高さの差を1㎜単位で採点されます。5種目の競技の中で最も配点が高く、安全作業を基本としながらもスピードと正確性が求められます。
 
★日本記録
日本大会: 660点 山岡 空 〔有限会社矢守産業〕
世界大会: 647点 
前田 智広〔有限会社前田林業〕


 
 
 
 
ソーチェン着脱競技 Fitting another chain
 
選手はソーチェンを外し、バーの上下を入れ替えて取り付け、別のソーチェンを装着します。0.1秒単位で測定され、採点されます。次の2競技(丸太合わせ輪切り競技と接地丸太輪切り競技)の間はチェンの調整ができないため、着脱のスピードだけでなく正確さも求められます。なお、次の2競技でソーチェンやバーカバー、ナットが外れた場合は、この競技の得点は0点になります。
 
★日本記録
日本大会: 136点 今井 陽樹〔合同会社ひのきや〕
世界大会: 138点 
横山 大蔵〔下仁田町森林組合

 
 
 
 
丸太合せ輪切り競技 Bucking by Combined Cuts
 
選手は地面から7°に傾いた2 本の丸太を垂直に上下から切り出し30-80mm の厚さに輪切りします。切り出す順番は下側から上側と決まっており、赤いラインの中で合わせなくてはなりません。上下の切断面の段差と縦横4 方向の垂直さ、スピードで競われます。
 
★日本記録
日本大会: 199点 山岡 空 〔有限会社矢守産業〕
世界大会: 196点 
髙山 亮介〔有限会社矢守産業

 
 
 
 
接地丸太輪切り競技 Precision Bucking
 
地面に接地している2本の丸太を上から垂直に30-80mmの厚さに切り出します。丸太が接地面の表面とどこで接しているか分からないように、接地面の上には薄くおが屑で覆われています。チェンソーで接地面にキズを入れると、この競技のポイントは0点になります。採点は、垂直の正確さとスピードで競われます。
 
★日本記録
日本大会: 240点 今井 陽樹〔合同会社ひのきや〕
世界大会: 239点 髙山 亮介〔有限会社矢守産業〕
世界大会: 239点 横山 大蔵〔下仁田町森林組合〕

 
 
 
 
枝払い競技 Limbing
 
6mの丸太にまっすぐ差し込まれた30本の枝を切り払います。どの選手も共通のパターンで枝払いを競います。枝払いの跡が5mm以上残ったり、丸太に深さ5mm以上または長さ35cm以上の傷がつくと減点の対象となり、また、チェンソーのバーが立ち位置にある時に歩いた場合も減点となります。スピードと安全性、正確性が求められる競技です。
 
★日本記録
日本大会: 442点 髙山 亮介〔有限会社矢守産業〕
世界大会: 452点 
横山 大蔵〔下仁田町森林組合